【研究成果】クマムシ×スマホ顕微鏡×3Dプリンタを用いたSTEAM教育プログラムが国際誌に掲載されました

東洋大学重点研究推進プログラムの一つである「極限環境微生物で循環型社会を実現し、生活環境を豊かに!~TOYO SDGs Global 2024-2030-2037~」のメンバー、伊藤政博教授(生命科学部生物資源学科)、後藤顕一教授(食環境科学部食環境科学科)、鈴木一成教授(文学部教育学科)と神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)の研究グループによる教育アウトリーチ活動の成果が、国際誌『FEMS Microbiology Letters』に掲載されました。

本研究は、極限環境微生物であるクマムシを題材としたSTEAM教育プログラムを開発し、その教育効果を定量的に検証したものです。スマートフォン顕微鏡による観察と3Dプリンタによる模型作製を組み合わせた、低コストかつ再現可能なワークショップを構築しました。

Graphic Abstract

2023~2025年に小学3~6年生249名を対象に実施した結果、95%が科学・技術への高い関心を示し、74%が自ら採取した苔サンプルからクマムシの発見に成功するなど、明確な教育効果が確認されました。

本取り組みは、生命科学と教育学の連携による文理融合型プロジェクトであり、重点研究推進プログラムの理念を体現する成果です。研究と教育、理系と文系、大学と公設試験研究機関が連携した本事例は、東洋大学が目指す分野横断型研究の具体的成果の一つといえます。今後も分野横断的な展開を進めてまいります。

論文情報 
  • 掲載誌:FEMS Microbiology Letters
  • 論文名:Tardigrade-based smartphone microscopy and 3D printing as a low-cost model for microbiology outreach targeting elementary school students
  • 著者:Masahiro Ito, Issey Suzuki, Midori Miyamoto, Hikaru Sakuma, Ken-ichi Goto
  • DOIhttps://doi.org/10.1093/femsle/fnag015
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  • 04.質の高い教育をみんなに

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